『恋人不死身説』の著者、谷川電話さんの第二歌集『深呼吸広場』発売をお祝いしてのトークイベント。
前半は谷川さん、土岐さんがお互いの歌集を読みあい、好きな短歌について語ります。
後半は本気の即興短歌バトル! 観覧・配信のお客さまからお題を募集して、そのなかから選ばれた題3首でお二人に短歌を作成いただきます。
一体どんな歌が生まれるのか……。
書籍の販売やサイン会も。お気軽にご参加お待ちしております!
■谷川電話
1986年、愛知県生まれ。2014年、第60回角川短歌賞を受賞。
歌集『恋人不死身説』(書肆侃侃房、2017年)、歌集『深呼吸広場』(書肆侃侃房、2022年)。
日向 今日わたしはよわい 猫を抱く力があればじゅうぶんなんだ
銀色のコーヒーミルに抱擁を映そうとして踏んだクッキー
友だちのアフロヘアーを通過するあいだ微風は複雑になる
生きながら水族館の薄闇でおでこをさすりあうのはいいね
コロッケを揚げながらする合唱に百年前のくしゃみが混じる
■土岐友浩
1982年、愛知県生まれ。
歌集『Bootleg』(書肆侃侃房、2015年)、歌集『僕は行くよ』(青磁社、2020年)
ため息を眺めていたら指差したゆびが消えたら春の花々
夜の十時をまわってもにぎやかなモスバーガーでひと息をつく
溺れるということ、逃げるということ、吐く息はもう白くなかった
月が深呼吸している冬の夜きみいわく月がおしゃれしている
晩年のカサノヴァは司書だったこと 広場の古い井戸にもたれる
■必読■ 新型コロナウィルス感染症対策に関して
・受付で検温を行います。37.5度以上の方はご入場頂けません。
・入場時、手指のアルコール消毒にご協力ください。お手洗いご利用後は必ず消毒をお願い致します。(各テーブルに消毒を置いております。)
・マスクを着用していない方は入場をお断りさせて頂きます。
・会場内では、ご飲食時以外はマスクの着用が必須となっております。
・会場内では、大声出しての声援や会話はくれぐれもお控えください。
・ソーシャルディスタンスを保った席の配置をしております。お客様同士での密着はお控えください。
・公演中にも定期的に会場内の換気と消毒を行います。
・キャッシュレスでのお会計になるべくご協力ください。